耐久性が高く長持ちする

ガラスレンズはキズがつきにくい、だから長持ちするのです

ガラスレンズは、プラスチックレンズと比べた場合、重くてフレームのバリエーションが少ないというデメリットが感じられます。一方で、ガラスレンズにはキズが付きにくいというメリットがあります。プラスチックレンズは軽くて柔軟性があるのがメリットですが、その分素材が柔らかく、レンズの表面を覆うコートがキズつきやすくなるという欠点もあります。 また、レンズをキズつけないように大切に扱っていても、長年使っているとコートが次第にはがれてくる自然劣化も避けられません。その点ガラスレンズは表面を生硬に加工することが可能でその分キズが付きにくいというメリットがあります。一般的にプラスチックレンズの寿命は1年半から2年、ガラスレンズの寿命は3年以上といわれており、その点からもガラスレンズは耐久性に優れているといえるでしょう、

ガラスレンズは熱に強い、これも長持ちの理由です

プラスチックレンズは、キズをつきにくくするためにコーティングを施します。また、キズを防止するだけではなく、光が反射して視界を妨げないように反射防止のコーティングなども行っています。このコーティング自体は熱による影響をそれほど受けませんが、プラスチックレンズの素材そのものが熱に弱く、約60度程度で変形してしまうという欠点があります。そのため、コーティングにひびが入る熱クラックという現象を引き起こし、メガネの耐久性を弱めてしまうのです。 一方で、ガラスレンズは約300度までの熱であれば耐えることができ、変形して視界をゆがめるということがありません。夏の車中や猛暑の戸外など、メガネが熱にさらされる場面は予想以上に多く、それに耐えられるガラスレンズのほうがよりいっそう長持ちするといえるのです。